役者の顔ぶれが凄い。隅々まで濃い。こんだけのサブプレーヤーを集めて、
余すことなく活かしきっている。で、くどくない。
脚本も面白い。芝居もいい。ただちょっとリズムが私とは合わない。
天願監督の前作「AIKI」もかなり秀作だったが、リスムがちょっと。
こういう監督は他にもいる。篠原哲雄監督などは苦痛に近いくらいリスムが合わない。
作品はそこさえ除けば面白いのに、と思うのだが。
私と合わないというだけで、作品が面白くないと言うことではないです。
主演の田口トモロヲ、流石である。人間から動物になってしまう時の顔、
そんなものを演じられるのは他にはいないだろう。
とくだん強烈な役作りをするわけでもない役者さんだが、
作品によってはかなり浮いてしまうこともある。
それが今回まったくなかった。
同じように若松武史や佐野史郎、石橋凌に三上寛、菅田俊に大河内浩、
みんな持ち味を十二分に出して、食い合いもせず潰し合いもせずに映っていた。
こんな軌跡のようなバランスを作り上げた天願大介監督は凄いのだと思う。
月船さらら、元宝ジェンヌらしいが、作品を観ている間中、
誰かに似てる、という思いがずーっと気になってしようがなかった。
終盤に気づいた。以前撮影したことのある女優さんに似ていた。
スカパー!の某放送局の収録で「愛・地球博」の観覧車で行為に及んで
事情聴取受けた女優さんにそっくりだ(笑)
14日に篠山紀信撮影の写真集が出るそうだ。
当たりはずれが激しい篠山作品だが、発表されている数枚の写真を見る限り、
ちょっと期待してしまいそう。
でもやっぱり江口のりこが大好きだーー!!(苦笑)

★「世界で一番美しい夜」公式HP
http://www.beautiful-night.net/
作品を観ながら、25年前の
4畳半風呂なしトイレ炊事場共同アパートに住んでた頃の自分に、
ちょっと退化したいな、と思ってしまった。
その頃そんなボロボロの部屋にいつも流れていたのは
石橋凌の歌声↓だったな〜。
- 2008/07/03(木) 06:28:49|
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